皆さんこんにちは!ぽんたくです。
本日は2024年1月31日に飛鳥新社より発売された「変な家」(文庫版)の概要と見どころを紹介していきます。
はじめに(2023年最も読まれた小説とのことで)
まずはじめに、2023年は私にとって人生で最も頻繁に書店に足を運んでいました。
年の後半くらいから、書店のおすすめコーナーではこの「変な家」という本がよく目に入るようになっていました。
しかしながら、正直当時は手に取ろうとは思うほど興味は持っていませんでした。
しかし、最近映画館でとある映画を見に行った際、予告編で映画版が流れてきたのです。
「そこまで人気なのか!」と驚いた私は、次書店に行くときは絶対買おうと近い、購入に至ったわけです。
書店で手に取った際、既に文庫版が発売されていたのですが、表紙のカバーが映画化記念のものになっていました。
映画化記念カバーの文庫を買うと、いつも読みながら表紙を見返して、誰がどの役を演じているのかを考えてしまいますね。
今回は主要人物が3人なので直ぐに検討がつきました。
さらに、文庫本の限定なのかどうか分かりませんが、タイトルと雨穴さんがプリントされたプラスチックの栞も付属でついていました。
この不気味なマスクをしたキャラクターは、物語の登場人物ではなく、インターネットで活動している雨穴さんのイメージだったんですね。
あらすじと構成
筆者(今回の記事では私ではなく雨穴さんのこと)はオカルト専門のフリーライターをしています。
ある日、知人である柳岡さんから家についてある相談を受けます。
その相談とは、都内に良い物件を見つけたのだが、間取りに関して不可解な点があり、購入を迷っているということです。
1階の台所とリビングの間に謎の空間があるということだが、不動産屋に聞いても分からないといいます。
そこで、オカルトに詳しい筆者に相談したというわけです。
しかし筆者は建築に関しては素人のため、設計士でありホラーやミステリー愛好家である栗原さんに相談します。
そして栗原さんの分析・推理や筆者の調査で、徐々にその家に隠された闇が浮かび上がってきます。
こちらは、全4章+文庫版あとがき(栗原さん)の全251ページで構成されており、分量としてはそこまで多くはありません。
次のパートからは、私からこれから読む方へ向けて、読む時の見どころを2つ紹介していきますので、是非とも参考にしてみてください。
みどころ1 不可解な間取りの秘密と目的
まずは何と言っても、謎の家の間取りについてですね。
本編の最初の方で間取り図のイラストが早速出てくるのですが、この間取りのおかしな点は何かと言われて探してみると、何かと違和感のある部分が幾つか見つかると思います。
本編でその違和感のある部分を設計士の栗原さんが発見し、その意図を推理して解説してくれるのですが、その推理で段々と恐ろしい説が浮かび上がってきます。
登場する謎の間取りは初めに出てきた物件にとどまらず、他にも登場します。
それらに共通する不可解な点から謎の間取りに関する真実を、栗原さんの推理や協力者の証言とともに考えながら読み進め見るととても面白いと思います。
みどころ2 例の物件の近くで起こったバラバラ殺人との関係は?
調査の序盤、早速ニュースで例の物件の近くでバラバラ死体がいくつも見つかったことが発覚します。
その死体には、どれも左手首だけが見つかっていないといいます。
果たしてその事件は謎の間取りの家と関係があるのか?
筆者は更に事件について探るために、事件に関する記事を書くことを決めます。
そして、その記事を見つけた一人の人物からメールを受け。。。
筆者に情報提供したいというその人物は一体何者なのか。
栗原も交え、物語は更に展開が進んでいきます。
後半になるほど話のスケールが大きくなり、ページ読む手が止まらなくなります。
この序盤のバラバラ殺人事件について、頭の片隅に置きながら読んでみてください。
さいごに ストーリーに入りやすくとても読みやすい1冊!
今回この本を読んでみて、所々で間取り図の注目すべき部分が載っていたり、会話形式で描写されている部分が結構あると感じました。
そのおかげか、とても読みやすかったしストーリーの展開にも入り込みやすかったです。
2023年一番読まれた小説なだけあります。買ってよかったです。
また、3月15日に間宮祥太朗さん主演で映画化がされるということで、こちらも観に行きたいと思います。
出演者の一人、佐藤二朗さんは絶対栗原さんですね!
こちらも観に行ったら記事にしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
また次の記事も読んでいただけたら幸いです。
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