皆さんこんにちは!ぽんたくです。
今回は2023年9月10日に発売された「新版 科学がつきとめた「運がいい人」」について紹介していきます。よろしくお願いいたします。
はじめに 「運がいい人」には共通の行動パターンがある
皆さんは、自分のことを運が良い人だと思っていますか?
私は、自分のことを運が良い人だと思っています。何故なら会社のビンゴ大会でよく景品が当たるからです(たまたま)。
運のいい人によくある共通点で
1,運が良い!ツイてる!と口に出して言う
2,夢や目標などを紙に書いてどこかに貼っておくと実現する
3,他人に感謝をする
といったことがあります。
しかしこれらは経験則に基づくものなので、科学的根拠がありません。
それでもこれらを実践している人たちは運が良いのです。
本書では運を良くするための科学的根拠に基づいた行動や思考パターンが紹介・解説されています。
中には、上記のような迷信のようなものも科学的に説明されており、大変興味深いです。
次のパートからは、私が本書を読んで特に学びになった部分を4つ紹介していきます。
これらを読んでご興味が湧きましたら、是非とも本書を手に取ってみてください。
それではいきましょう。
1,運がいい人は自分を大切に扱う
まずはじめに、運がいい人は自分を大切に扱います。
筆者の中川さんは以前、ナディース・ロスチャイルドの著書「ロスチャイルド家の上流マナーブック」という本を読んだ際にそれを実感したそうです。
ナディース・ロスチャイルドは、もともとは貧しい家庭で生まれ育ち、中学卒業後に町工場などで必死に働きます。
やがて彼女は小劇場の女優となるのですが、いまいち人気が出ていない状況でした。
しかし彼女はある日突然、ロスチャイルド家の中心人物であるエドモン・ロスチャイルド男爵と出会い、結婚するのです。
結婚したことで彼女が観た世界は、彼女が幼い頃から夢見た以上の贅沢なものでした。
そんな豪運を掴んだ彼女は著書で、「あなたがまず心を配るべきなのは、自分自身です」と述べています。
では、どうして運のいい人は自分自身を大切にするのでしょうか。
それには「割れ窓理論」というものが関係しています。
「割れ窓理論」というのは、例えばゴミ一つ落ちていない町でポイ捨てをするのは気が引けますが、反対に町にゴミが散乱していたら自分も少しくらいならいいやとポイ捨てをしたくなる心理のことです。
これは人間関係にも当てはまるといいます。
自分を大切にしている人を粗末に扱うのは抵抗がありますが、自分自身を雑に扱っている人に対してはそのような感情は出てきません。
自分自身を大切に扱って周りとの良好な関係を築いていくと、いずれチャンスは回ってくるはずです。
2,運のいい人は「自分は運がいい」と思い込む
続いては、自分は運が良いと思いこむことです。
運が良いということに根拠はいりません。
根拠がなくても、自分は運が良いと決める人は実際に運が良くなります。
例えば、営業の仕事で契約が取れなかったとします。
自分は運が良いと思っている人は、その原因を準備の段階や実際の段取りであると判断します。
つまり、改善の余地があることを自覚しているのです。
しかし、自分は運が悪いと思いこんでいる人は、失敗を運のせいにします。
実際には改善の余地があるはずなのに、運のせいにして自分は何も反省しないのです。
自分は運が良いと行っている人の方が、次回の契約は成功する可能性は高まります。
一方で、自分は運が悪いと決めている人は行動を変えないため、次回の結果も変わりません。
このような理由で、自分は運が良いと思っている人は実際に運が良くなるのです。
3,運のいい人は不安と上手に付き合う
運を呼び寄せるには余裕で広い心が必要です。
しかし、「不安」という感情で心の中が満たされていると、そのような余裕は生まれません。
運の良い人はその不安をしっかりと対処します。
本書には、不安を対処するためのメソッドが4つ紹介されています。
1,セロトニンの分泌量が増えるような生活習慣にする
2,不安は「生理現象」と割り切る
3,不安の捉え方を変えてみる
4,不安を箱にしまう
1について
まずセロトニンとは、人間に安心感や安らぎといった幸せ感を与えてくれるホルモンの一種です。
運が良くなりたい人には必須の物質です。
その物質を沢山出すには、朝には太陽をしっかり浴びて、夜は早めに寝る習慣が重要になります。
そのために、毎朝早寝早起きと適度な運動、栄養を考えた食生活、そしてお風呂でリラックスすることを意識して、セロトニンの分泌量を増やしていきましょう。
2について
女性にとっては特に、生理の時期にはセロトニンの分泌量が減少すると言われています。
漠然と感じる不安を真っ向から受け止めるのではなく、これも生理現象の一つだと割り切ることで、自分の状態をコントロールして、しんどい時期を乗り切れると思います。
3について
ほとんどの人は不安のない生活を送りたいと考えていると思います。私もそうです。
しかし、不安という感情は人が生きていくうえで大事な機能の一つだと考えられています。
不安があるからこそ、病気になるのが不安だから健康に気をつけよう。大学に受かるかどうか不安だから勉強しよう等と、行動を起こすスイッチになりうるのです。
なので、もしも不安を感じることがあれば、行動のサインだと捉えてみると良いと思います。
4について
かといっても不安の中には、どうしようもない漠然としたものもあります。
そのため、自分が感じている不安を客観視するということも大切になってきます。
不安を感じたら、「自分は今不安を感じているな」と自分とは切り離して考えるのです。
私もよく使うテクニックです。
不安は一旦後回しにして一晩寝ると、朝にはその不安は消えていることもあります。
4,運のいい人はポジティブな祈りをする
運を良くするためには祈ることも重要です。
どのような内容の祈りが良いのかというと、自分のことだけではなく、自分以外の誰かの幸福も願うポジティブな祈りです。
人間の脳には前頭前野内側部という部分があり、祈りの良し悪しはその部分がジャッジしています。
脳が良い祈りだ!とジャッジをすると、βエンドルフィンやオキシトシン、ドーパミンといった快楽物質が分泌されます。
逆に、相手の不幸を願うようなネガティブな願いは言わずもがな悪い願いと判断されるのですが、その時にはストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールという物質が分泌されます。
コルチゾールというのは過剰分泌されると、記憶に関して中心的な役割を果たす海馬が萎縮してしまうといいます。
このことから、良い祈りは心と身体の健康にプラスになり、悪い影響はマイナスになるのです。
しかし、脳のジャッジは以外にもシビアなため、あまり強引に心にも思っていない他人の幸せを願うのは効果がないとされています。
出来る範囲で誰かの幸せを願うことから始めましょう。
さいごに 今すぐ実践できて前向きになれるおすすめ本!
いかがだったでしょうか。
運が良いとされているあの習慣は、こういう根拠があってのことなのかと腹落ちする部分が多く、とても面白かったです。
本書の内容を実践して実際に運が良くなるかどうかは分かりませんが、少なくとも自分の人生を今後より良くするために、役立つ情報が沢山紹介されていました。
良かったなと思った思考や、役に立ちそうな習慣は今から取り入れて行きたいと思います。
今回ご紹介した内容は本書のごく一部でしたが、他にも役立つ情報がたくさんあったので気になった方は是非書店で購入してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
また次の記事も読んでいただけたら幸いです。
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