皆さんこんにちは!ぽんたくです。
今回は2024年1月30日に朝日新聞出版より発売された「黙って喋って」(著作:ヒコロヒー)を紹介したいと思います。よろしくお願いします。
ヒコロヒーさんについて
まずは著者であるヒコロヒーさんについて軽く紹介したいと思います。
(公式サイトより)
生年月日:1989年10月15日
出身:愛媛県
血液型:AB型
身長:165cm
靴サイズ:25cm
趣味:競馬/麻雀/映画
特技:盲牌/英語、韓国語(日常会話レベル)
ヒコロヒーさんは松竹芸能所属のお笑い芸人です。
特技の英語、韓国語というのが個人的に気になりました。
2か国語も話せるのはとてもすごいですね。
レビュラー番組(2024年5月現在)はテレビで7本、ラジオが3本、コラム連載が4本と多岐に渡って活動していることが分かります。
また、著書にはエッセイ集の「きれはし」が発売されています。
本作は初の小説集だということです。
表紙
表紙には白い服を着た女性がこちらを向いているように見えるイラストが描かれています。
女性の表情は読み取れず、短編に出てくる主人公女性にそれぞれ当てはまるのでしょうか?。
また、空には全体的に暗い印象の中で夕日の様な薄いオレンジ色がぼんやりと広がっており、落ち着きを感じます。
構成、内容
本書は全254ページで、全18話+著者あとがきの構成となっており、1話あたり訳10ページほどで終わるため、スキマ時間でも気軽に読むことができます。
各話に登場する主人公は全員が女性で、内容はほとんどが恋愛に関するものです。
また、巻末の著者あとがきでは、著者であるヒコロヒーさんによる本書執筆の経緯などが書かれており、こちらも大変興味深いです。
感想 モヤモヤせずにはいられない!濃密な恋愛短編集
1話あたり10ページ弱だったので、スキマ時間でもとても読みやすい短編集でした。
私は恋愛には基本的に無頓着な者ですが、読んでいると主人公やその相手に感情移入してしまいました。
例えば、とある話に出てくる控えめな男の人に対しては「ここもっと積極的になれよ!」とか、
ダメ男に中々離れられない女の人に対しては、「そいつなんかと早く別れろよ!」などなど。
短編にもかかわらず物語開始後直ぐに世界に引き込まれ、各話の読了後には1分ほど考え込んでしまう程でした。
読了後にモヤモヤする回が多かった印象ですが、幸せな気分になれる回もありました。
この本を読んで、もし幸運にも私に恋人ができた時は、当たり前ではありますが相手に対し日々思いやりを持って接していきたいなと思いましたね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
また次の記事も読んでいただければ幸いです。
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